習慣や加齢による3つの要因
1. 筋肉の働き
1つ目は、顔の構造上の問題です。口周りは、口をすぼませる働きのある口輪筋という筋肉に囲まれています。その口輪筋の周囲の笑筋・小頬骨筋・大頬骨筋などが様々な表情を作っていますが、これらは鼻唇溝の皮膚にくっついているため、筋肉の動きとともに折れたり伸ばされたりしています。
まっさらな折り紙を想像してください。折り紙を軽く折っても跡はそれほどつきませんが、軽くても何回も同じところでおると、くっきりと線がつくものです。
皮膚も同様に、絶えず動く口元の一番負担がかかる部分に、ほうれい線ができてしまいます。
2. お肌のたるみ
2つ目の原因は、お肌のたるみによるものです。若い頃のお肌にはハリがありますが、年齢とともに皮膚のコラーゲンが少なくなり、緩んで弾力がなくなることでシワが深くなっていきます。
お肌のたるみ自体は加齢だけでなく、紫外線・ストレス・喫煙・ビタミン不足などが起因します。
3. 脂肪の減少
最後の原因は、頬の脂肪の減少によるものです。加齢とともに減っていき、げっそりとした印象になってしまいます。減少することでたるみもさらに目立ち、ほうれい線も深くなっていきます。