施術の説明
ヒアルロン酸をたるみによってシワができている部分に注入し、肌をなだらかな状態に改善する施術です。
ヒアルロン酸とは
体内で肌の弾力性や潤滑性、柔軟性を維持する、保水力の高い物質です。年齢とともに減少し、肌のハリや弾力が失われると、たるみやシワの原因となります。
そのヒアルロン酸を直接たるみの箇所に注入すると、残存するヒアルロン酸と結合して膨らみ、溝を埋めるように肌の表面をなだらかにします。
メリット・デメリット
30分ほどで終了し、術後すぐにメイクをしてお帰りいただけます。注射をするだけのため、ダウンタイムはほとんどありません。
一方で、ヒアルロン酸は体内で吸収されてしまうという側面もあります。6~12ヵ月ほどで分解され、やがて全て吸収されていくため、繰り返しの注入が必要です。
マイクロニードルパッチとの違い
たるみやシワにアプローチするメカニズムはほとんど変わりませんが、ヒアルロン酸の浸透する深さが異なります。
パッチは表皮の角質層までは浸透させられますが、注射で注入できるのは真皮や脂肪層です。
深層までヒアルロン酸を届けることで、よりふっくらと、より長期的な効果が期待できます。
他の施術との比較
美容医療において目元のたるみを改善する方法は、ヒアルロン酸注射だけではありません。他の施術と比較した上で、希望する施術を検討していただくとよいでしょう。
ニュープレミアムオートファイバー
ご自身の気になる部位から10㏄ほど脂肪を採取し、たるみによってできたシワの部分に注入する方法です。
ヒアルロン酸に比べて吸収されにくい脂肪は、自己組織であるためにアレルギーがほとんどありません。身体への負担を抑えた脂肪吸引と、丁寧で細やかな脂肪注入でダウンタイムも軽減できます。
また、ニュープレミアムオートファイバーは従来の脂肪注入法よりも細かい脂肪を採取・注入することが可能になりました。注入量の微調整が不可欠な目元にも応じた、脂肪注入法です。
効果の長持ちしやすい方法を好まれる方でしたら、ニュープレミアムオートファイバーをおすすめいたします。
スマイルアイリフト
まぶたの裏側(隔膜側)にレーザーを照射して、目元のリフトアップを図る施術です。隔膜側からレーザーを照射することで、たるみの深部により近いところから熱刺激を与えて組織を引き締めることができます。照射時は点眼麻酔をし、コンタクトレンズのようなアイガードをしていただくだけです。加えて、粘膜は熱さを感じづらいため、火傷や痛みなどもほとんどありません。
スマイルアイリフトは、メスも針も使用しない施術です。痛みに弱い方や目元への注射に抵抗がある方は、スマイルアイリフトをおすすめいたします。
4Dアイリフト
隔膜側からのレーザー照射に加え、肌表面からのレーザー照射も行うたるみ治療です。4種類のモードを使って多層的にたるみを引き締めることから、「4D」という名前がついています。
この施術も、メスや針を使用せず、レーザーだけでたるみを引き締めます。コラーゲンを産生させる働きが促進され、ハリのある目元になる効果も見込めます。
しっかりとリフトアップさせながら美肌効果も求めたい方には、4Dアイリフトがおすすめです。
ウルトラセル
ウルトラセルは、1つの機械に4つの機能を搭載したたるみ治療です。その中でも、イントラセル(バイポーラRF SRR)という技術が目元への高周波照射を可能にしています。
ノンニードルタイプの電極を用いて表皮から真皮上部にかけて熱を与え、コラーゲンの増生や肌代謝の活性化を促します。たるみを引き締め、小ジワや肌質の改善も見込める施術です。
目元への注射に抵抗がある方や、小ジワも同時に改善したい方はイントラセルでの治療を推奨いたします。
美容外科による目元のたるみ治療は、お悩みの原因や根本に直接アプローチすることが可能です。
ダウンタイムの長さや持続期間などをよく考慮し、医師と相談しながら、施術を選びましょう。