婦人科形成の術後には
ダウンタイムがある?
症状と注意点
小陰唇や大陰唇、女性器の黒ずみなどに悩み、婦人科形成の手術を受ける方は少なくありません。デリケートな部分への切開手術が必要な場合には、痛みや腫れなどのダウンタイムが出ることがあります。
今回の記事では、症状と落ち着くまでにかかる期間、不安なく過ごすための注意事項について解説します。
婦人科形成の手術後に起こるダウンタイム
婦人科形成で手術を行う場合、多くのケースでダウンタイムが生じます。
1.切開手術後のダウンタイム
小陰唇や大陰唇などの女性器に切開手術を行うと、痛みや腫れ、出血などのダウンタイムがあらわれます。
1.痛み
手術中は麻酔が使われるため、直接痛みを感じることはありませんが、手術後には痛みの出るケースが多いです。手術中の痛みが後になってから出ているためだと考えられます。
手術を行った部位にもよりますが、数日から最長で2週間ほど痛みを感じます。ただし、強い痛みがずっと続くわけではなく、手術後から2日間程度がピークであり、時間と共に軽快します。
2.腫れ
手術によるダメージで、腫れやむくみなどが目立つこともあります。落ち着くまでの期間は部位によって異なり、腫れがおさまるまでには一週間程度かかるとされています。
3. かゆみ
術後の傷口が回復する過程で、かゆみを感じることがあります。かゆみも時間がたつごとに軽快し、元の状態に戻っていきますので、ご安心ください。
4.傷跡の硬直
婦人科形成の術後、患部が回復に向かうなかで傷口が硬くなることがあります。これは手術によるダメージから落ち着いてきたという意味なので、ご安心ください。時間が経てば徐々に患部の柔らかさが元通りになります。
5.出血
手術を行う部位によりますが、1週間程度は患部からの出血があります。出血量は生理1~2日目程度と多くなりますので、出血が落ち着くまでは生理用のナプキンを使用しましょう。生理用ナプキンは患部を清潔に保つために使用することから、こまめな交換が必要です。
6.レーザー治療によるダウンタイム
婦人科形成では、小陰唇や大陰唇の黒ずみを除去する際にレーザー治療を行います。切開を必要としないために、ダウンタイムはそれほど辛いものにはなりませんが、違和感が出ることがあります。
黒ずみ除去によるダウンタイムでは、小陰唇では水がしみる感覚が出ます。症状は1~2週間程度続き、軟膏を塗ると違和感を抑えられます。大陰唇の場合にはデリケートゾーンに合わせたレーザーを使うため、ダウンタイムはほとんど出ません。術後その日から普段通りの日常生活を過ごすことができます。
婦人科形成のダウンタイムを不安なく過ごすには
部位によって個人差があり、また時間が経てば軽快するものの、婦人科形成のダウンタイムはどうしても辛い時期になります。ダウンタイムを少しでも快適に過ごすために、以下の注意事項を守りましょう。
1.術後は安静に過ごす
手術後は当日から日常生活に復帰することも可能ですが、スムーズな回復につなげるために無理せず過ごしましょう。
水泳のコーチやスポーツインストラクターなど、水につかる仕事や激しい運動をする仕事についている方は、2週間程度は仕事を休みましょう。患部に無理な負担がかかり、回復が遅れてしまいます。
立ち仕事や座り仕事をしている方も、長時間の同じ姿勢は避け、こまめに身体を動かすようにしましょう。
2.医療機関からの注意事項を守る
婦人科形成の術後は、入浴やシャワー、運動、性行為、飲酒など、医療機関側から注意事項を説明されます。どの注意事項もデリケートなダウンタイムからの回復を促し、不快感を軽減するためであるため、自己判断は避け、医師からの指導を守りましょう。
3.焦らずに落ち着いて過ごす
ダウンタイムが長いほど、「いつ落ち着くのか?」「まだ日常生活に戻れない」と焦りを感じてしまうものです。しかし、焦りを感じて余計な行動をしてしまっては、かえって回復が遅くなります。
手術だけでなく、例えば擦り傷でも、回復までには時間がかかります。患部が傷口からの回復のために動き始め、やがてはかさぶたとなり、元の状態に戻っていきます。
婦人科形成の術後も同じことで、多少不便なことがあっても、落ち着くまでは待つのが適切です。不安なことがあったら医師に相談し、なるべく安静に過ごしましょう。
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ガーデンクリニックでは、婦人科形成の手術に対応しております。必要最小限の手術と自然な仕上がりをモットーとし、またダウンタイムや不快感をなるべく軽減できるようにしております。事前には丁寧なカウンセリング、アフターフォローにも対応し、患者様の不安を解消できるように努めます。また、女性医師も在籍しておりますので、男性医師に不安がある方は女性医師に依頼することも可能です。
婦人科形成の手術を検討されている方は、ぜひ当院にお問い合わせください。