女性性器とは？どんな悩みが出やすい？ 大切にするためのケア方法による女性器整形婦人科形成 | ガーデンクリニック

女性性器にはさまざまな部位がありますが、大きく分けると

• ・内性器
• ・外性器

の2つになります。

内性器とは、膣や子宮、卵管、卵巣などを指します。なお、美容外科の対応可能な部位は膣で、子宮や卵管、卵巣などへの診療を受けるには婦人科への受診が必要です。

膣とは、外陰部と子宮をつなぐ筋肉からなる期間です。前には膀胱、後ろには直腸があり、分娩時には赤ちゃんが通るための産道が確保できるほどに伸縮性があります。

大陰唇、小陰唇、副皮、クリトリス、尿道口、処女膜、膣口などを指します。ほとんどの美容外科・形成外科において、すべての部位に対応可能です。

大陰唇とは、女性の外陰部で左右一対としてあるひだのことです。小陰唇は大陰唇の中にあり、女性器のなかでも特に目立ちやすい部位でもあります。思春期から発達し始め、成人を迎えることに大陰唇からはみ出るようになることでも知られています。

副皮は、大陰唇と小陰唇の間に存在する皮膚のひだです。クリトリスは性感帯を感じる部位であり、処女膜はごく薄い皮膚と粘膜からなり、膣の入り口にあります。

内性器の悩みには、美容外科の範囲内からお答えすると

• ・出産後に膣が緩む
• ・尿漏れが気になる

などの問題が生じます。特に出産や加齢を原因として緩んだ膣は、筋力トレーニングをしてもなかなか改善が容易ではないという特徴もあります。

外性器では、

• ・大陰唇が大きくなっている
• ・大陰唇がたるんだ
• ・小陰唇が肥大する
• ・黒ずみや臭いが気になる
• ・不本意な性行為で処女膜を喪失した
• ・クリトリス包茎をパートナーから指摘された
• ・副皮に炎症が起こり、臭いが強くなっている

などの悩みが目立ちます。

外性器の悩みで気をつけなければならないポイントは、不衛生な状態により痛みやかゆみ、さらには感染症のリスクが高くなることです。特に小陰唇の発育が適切な範囲を超えると、大陰唇からはみ出てしまい、下着にこすれるようになります。痛みやかゆみ、ヒリヒリとした不快感が出ると同時に、恥垢が溜まった結果、炎症や臭いが強まることもあります。ひいては性カンジダ感染症のリスクも高まるため、下着がこすれるほどに小陰唇が大きくなっているのなら、注意が必要です。

衣服や下着の選び方、洗い方、日常生活での過ごし方で、女性器を清潔な状態に保つことができます。

女性器のこすれが気になる場合は、締め付け感のない下着と衣服を選びましょう。タイトな服を選ぶと女性器とこすれ、衛生状態が悪くなります。自転車にまたがって乗るときにも十分に気をつけましょう。

女性器を洗うときには、なるべく優しい圧で洗うのが理想です。汚れを取るために力を入れすぎると、かえって皮膚や女性性器に負担をかけてしまいます。排泄後にトイレットペーパーでふくときにも、しっかりながらも優しくふくようにしましょう。

女性性器の黒ずみを緩和・予防するには、生活習慣の見直しが役立ちます。タンパク質は皮膚の再生を促し、十分な睡眠や適度な運動は健康的な肌を育てます。不規則な生活を取り続けないよう、日ごろから日常生活の過ごし方を整えましょう。

できることから女性性器のケアをすることはとても大事ですが、自力では限界に感じられることもあります。そのようなときには、美容外科や形成外科などを受診し、必要な治療を受けましょう。

医療機関を選ぶ際には、医師の技術と経験、実績をあらかじめ確認しておきましょう。女性性器への治療は手術を伴うケースもあるため、なおさら慎重に判断する必要があります。アフターフォローをしているか、カウンセリングをしているかなども調べましょう。医療機関のホームページに合わせて口コミサイトも閲覧しておくと、客観的な評価も知ることができます。