脂肪吸引後は、絶対にないとは言えませんが、リバウンドしにくいお身体になります。
太るということは、体内の脂肪細胞が肥大していることに起因します。
脂肪細胞の数は成人するまでに決定するため、増えることも減ることもありません。
ダイエットでは、細胞の1つ1つを「縮小させる」ことによってサイズダウンさせられますが、数が変化していないために再度膨張することでリバウンドが起きてしまいます。
その上、一度リバウンドをしてしまうとリバウンドしやすい身体になってしまうのです。
一方、脂肪吸引では、数の決まっている脂肪細胞を「減らす」ことで、その分のサイズダウンが可能になるというメカニズムになっています。
今回の記事では、脂肪吸引のリバウンドのリスクと防ぐための注意点について解説します。
脂肪吸引とダイエットの違い
簡単に言えば脂肪吸引は脂肪細胞を取り除き、ダイエットでは取り除かないことなのですが、そのメカニズムについて詳しくご紹介いたします。
ダイエットによる痩せ
特徴
1.健康的になれる
→バランスのとれた食事や運動によって健康的な生活を送ることができる
2. 継続が不可欠
→1日で効果は出ず、続けている限り停滞期が必ずと言っていいほど起きる。
それを超えれば理想の体重に近付ける可能性があるため、地道な努力が必要
3. 制限や縛りが多い
→食事制限の場合は、食べていい食品や摂取量、時間帯が制限される。
また、○○ダイエットなどの偏った食事は不健康になりやすい。
運動の場合は、筋肉増強のための食品摂取や運動のための時間の確保など、普段の生活にプラスアルファで増える要項が多い
4. リバウンドしやすい
→食事制限も運動も継続が必要なため、一時期でも中断してしまうと元の体型に戻ってしまう可能性がある。
さらに、一度リバウンドしてしまうとその先リバウンドしやすい身体になってしまう
言うなれば忍耐力を必要とする痩身法です。我慢を乗り越え、それが「日常」になれば健康的な生活を送ることができます。ダイエットでの脂肪細胞の変化は、細胞が大きく肥えていた状態から小さく縮む状態になることであり、小さくなったものが元の大きい形へ戻ることも容易です。そのため、リバウンドしやすいと言われています。
リバウンドは繰り返すとどんどん体型が崩れていってしまうので、ダイエットに終わりはないと言っても過言ではありません。
脂肪吸引による痩せ
特徴
1. 1度の手術で痩身が可能
→方法や取り出す脂肪量によって回数は異なるが、一般的なカニューレという吸入管を使用する方法では、全身でも1度の手術で痩身が可能(極度の肥満を除く)
2. リバウンドしにくい
→脂肪細胞自体を減らすため、術後に細胞が膨らむことがあっても術前のような体型へ戻ることはほとんどない
3. 気になる箇所の部分痩せだけでなく全体のバランスも整えることが出来る
→ダイエットではどこよりも先に痩せてしまいがちなバストも残したままの痩身が可能で、全体のバランスを考慮しながら痩せていくことができる
4. 体重や体脂肪率はさほど変化しない
→脂肪細胞は非常に軽く、吸引して取り除いただけでは体重への影響は見込めない。
体脂肪率も主に内臓脂肪により値が決まるため、減少は望めない
脂肪吸引にはリバウンドのリスクがある
脂肪吸引は、気になるパーツの脂肪細胞そのものを取り除く美容整形です。食事制限や運動ではなかなか減らない脂肪にアプローチできるうえ、後戻りしにくい方法としても知られています。
しかし結論から言えば、リバウンドするリスクがまったくないという訳ではありません。
1. 残った脂肪細胞がリバウンドのリスクを高める
脂肪吸引で脂肪を取り除く場合、一般的には体内に若干の脂肪を残します。「スリムになりたいから」と脂肪細胞を根こそぎ取り除いてしまうと、結果的に見た目のバランスが悪くなるためです。非常にまれですが、術後に残った脂肪細胞が生活環境によって大きくなり、リバウンドを起こしてしまうケースがあります。
2. 施術前よりも太るリスクは低い
とは言え、脂肪吸引では元々あった脂肪細胞の数を減らす方法であるため、吸引後に脂肪細胞が増えることはありません。脂肪細胞の大きさによって吸引後よりサイズが増えること自体はありますが、「施術前よりも太ってしまった」「受ける前と同じ状態になった」という失敗例は起こりにくいと考えられます。
脂肪吸引後にリバウンドする原因
施術前の状態に戻ることは考えにくいとは言え、ベストな状態を長く保つには、太らないための努力も必要です。
ここで、まず術後にリバウンドしやすくなる原因についてお話しします。
1. 高カロリーな食事
ダイエットをするとき、体重を減らすには「摂取カロリーが消費カロリーを上回らない」ことが絶対的な条件になります。反対に考えると、摂取カロリーが消費カロリーよりも多ければ、脂肪吸引を受けたとしても太りやすくなってしまいます。
甘いお菓子や油を多く使う料理、ジャンクフードなどは、高カロリーな食事です。節度を守っていれば問題ありませんが、日常的に摂取していると太りやすい体質になります。
2. 筋肉量が少ない
筋肉量が少ないと、基礎代謝が低くなり、カロリーの消費に力を注げなくなります。同じ量を食べても男性の方が女性よりも太りにくいのは、男性の筋肉量がより多いためです。だからこそ、脂肪吸引後は筋肉を保つ生活を心がける必要があります。
3. 運動不足
普段から運動する習慣がない場合、カロリーを消費することがあまりないため、どうしても摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまいます。このような状態では、高カロリーな食事をとる方と同じくらい、リバウンドしやすい傾向が強いとされています。
手術後に考えられる「リバウンド」とは
リバウンドにも「見た目」と「体重」、「体脂肪」のリバウンドがあります。この3つにどう影響するのかご紹介します。
見た目 | 見た目としてリバウンドしやすいのは、吸引不可能な内臓脂肪のあるお腹周りです。このため、運動不足や偏った食生活をしていると、膨らんでぽっこりお腹の原因になります。また、施術を行っていない部位は細胞の数が減っていないため、ダイエットをしてもその箇所だけが術前の状態に戻るという恐れは十分にあります |
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体重 | 脂肪細胞は水に浮くほど軽く、施術直後でも術前の体重とは大差ありません。ですから、「術後に運動をし始めたのに体重が増えた」という方は運動による筋肉量が増えたことが原因と言っていいでしょう。筋肉は重い組織ですので、体重が増えることはあり得る現象です |
体脂肪 | 主に内臓脂肪に左右されるため、そもそも皮下脂肪を除去したからと言って減るわけではありません。つまり術後に増えた場合は、大方内臓脂肪の増加が原因であると言えます |
脂肪吸引におけるリバウンドとは、主に見た目に関係します。
術前も術後も体重や体脂肪にさほどの変化はありません。
とは言え、見た目のリバウンドに関しても、残っている脂肪細胞が肥大し、手術直後より太ることは考えられますが、施術前の体型にすっかり戻るということは考えにくいです。
ただし、見た目のリバウンドの確率が低いからといって、怠惰な生活をしていれば内臓脂肪は蓄積されていくため、術後も健康的な生活習慣を心掛けていただくことをおすすめします。
当院では、マグマトリートメントというダイエットプログラムや、普段の食生活に取り入れていただけるダイエットピルをご用意していますので、「ダイエットを着実に続けていけるか不安」という方はぜひご相談ください。
脂肪吸引後のリバウンドを避け、5年後にもスリムでいるために
術後は確かに脂肪細胞が少なくなりますが、何もしなくてもスリムな状態を維持できるとは言い切れません。毎日の生活習慣を整え、心も身体も健康的であることが大事なポイントです。
特に、以下の3つのポイントには気をつけましょう。
1. 健康的な食生活
甘いお菓子や油の多い料理、ジャンクフードなどを避け、栄養バランスの整った食事を意識しましょう。これまで高カロリーな食事が多かった場合には物足りなく感じられるかもしれませんが、慣れていけば身体が軽くなり、健康的な食事が心地よくなっていきます。
また、食事のタイミングにも気を配りましょう。1日における食事の回数は合った回数で構いませんが、夜遅くの食事はなるべく避けるのが無難です。どうしても遅くなる場合には、軽めにとるか消化の良い食べ物を選ぶかして、身体への負担を減らしましょう。
2. 運動
運動の習慣が定着していると、自然に摂取カロリーが消費カロリーを上回らない状態でいられます。リバウンドを防ぐだけでなく健康でいられるため、脂肪吸引後は運動の習慣をつけましょう。
施術後は安静のため、しばらくの間運動をできなくなりますが、医師からの許可が出たら身体を動かし始めましょう。
3. 睡眠
睡眠不足は、ストレスや自律神経の乱れ、ひいては食べ過ぎの原因です。また睡眠が足りていないと身体を動かすのが億劫にもなり、それによって太る方も多いです。7時間から8時間の睡眠時間を確保し、心身をしっかりと休めましょう。
脂肪吸引の症例写真
脂肪吸引にどれほど効果があるのか、実際に症例写真をご紹介いたします。
頬・あご
顎や頬の余分な脂肪を除去することで、フェイスラインがすっきりするだけでなく、小顔効果も得られます。
また、太って見える・老けて見える原因でもあるため、エイジングケアとしても非常に有効です。
二の腕
二の腕の脂肪はダイエットでは落ちにくい部位の一つです。
身体全体は華奢でも二の腕だけが太いことで太って見えてしまうため、悩んでいる方が多いといえます。
お腹
脂肪が非常に蓄積しやすく、落ちにくいお腹周りもお悩みの方が多い部位です。
ダイエットではほとんど不可能な部分痩せができるため、上腹部・下腹部・腰・ウエストは非常に人気の施術となっております。
お尻・太もも
お腹周りと同様に、お尻から太ももにかけても脂肪のつきやすい部位です。
また、ダイエットでも非常に落ちにくい部位でもあり、「脚の間にすき間が欲しい」、或いは「横に張り出したお尻を小さくしたい」と悩む方が多くいらっしゃいます。
リバウンドしにくい脂肪吸引は、ガーデンクリニックにご相談ください
ガーデンクリニックでは、身体への負担を軽減しながら理想の体型づくりを実現できるほか、健康的な状態を維持できるアフターケアなどのサポート体制が整っています。
5年後、10年後のリバウンドのリスクを避けられるよう、施術後の生活についても丁寧にご説明します。
スリムなスタイルをキープしたい方は、ぜひ当院にお問い合わせください。
シリンジ法による脂肪吸引
「脂肪吸引といえばガーデンクリニック」と言っていただくほど、当院は脂肪吸引に力を入れております。
中でも、高度な技術を持つ医師が手作業で脂肪を吸引するシリンジ法に関しては、自信と実績が御座います。
シリンジ法は術後の不快なダウンタイムを軽減し、機械ではできないなめらかな肌の仕上がりを実現します。
あなたが本来持つ美しさを開花させる
当院では、患者様一人ひとりに合わせた、最も美しい身体をデザインいたします。
脂肪の付き方や骨格は人によって様々です。このため、脂肪を吸引する箇所と量も人によって変わります。
ただ細いだけでなく、あなた本来が持つ身体の美しさを最大限に開花させる脂肪吸引をしております。
充実のアフターフォロー
脂肪吸引といえば、ダウンタイムを心配に思う方も多いと思います。
患者様の不安や痛みに寄り添うため、当院では術後の検診は勿論、痛み止め・腫れ止めを処方するだけでなく、インディバマッサージ3回を無料で提供しております。
気になるお悩みは、お早めのご相談がおすすめです。一人で悩まずに、まずはお気軽にお問い合わせください。