どうして出る?
原因は「気道が狭くなること」です。就寝時に気道が何らかの理由で狭くなり、呼吸時の空気の流れによって喉の粘膜や分泌液、軟口蓋(上顎にある柔らかい部分)が振動します。この振動音が、いびきの正体です。
気道が狭くなるのはなぜか
気道を狭める理由には、次の5つが考えられます。
- 1. 太り気味の体型である
- 2. 年齢に伴う筋肉の衰え
- 3. アルコールや疲労に伴う筋肉のゆるみ
- 4. 口呼吸
- 5. 軟口蓋や口蓋垂(のどちんこ)などの粘膜(軟部組織)が肥大している
太っていることによる気道の狭まりは、痩せることでのど内部の脂肪が落ちていびきが改善されますし、加齢による筋肉の衰えは日々の口回りを鍛えるエクササイズで対策が可能です。アルコールや疲労などによるものでしたら一時的なもので心配はありません。また、口呼吸が癖になっているという方は、徐々に鼻呼吸で寝られるように練習しましょう。
しかし、軟口蓋や口蓋垂などの軟部組織が肥大している場合、ご自身での対処は不可能です。耳鼻咽喉科や美容外科での治療をしなければ、いびきの改善は見込めません。
ダウンタイムを軽減したレーザー治療とは
炭酸ガスレーザーによるいびき治療は、軟部組織を焼き切るため、術後に痛みが発生します(術中は麻酔が必要です)。改善されても、術後しばらくは飲食物が飲み込みづらい状態が続きます。
一方、「ナイトレーズ」は軟部組織を“引き締め”ます。組織は切らずに気道を拡げることで、麻酔も不要です。切開による出血や痛みがなく、術後すぐに普段通りの食事をしていただけます。